「ここは地獄だ」 仕事が終わり、光を失った瞳はその場に埋め尽くされた死体をただ見つめた。 そしてぽつりとそれは俺によって呟かれた。 「あぁ」 いつも俺の隣にいる怜桜が相変わらずの無表情で俺と同じように死体を見つめる。 他の生徒はこんな世界なんて知らないまま。 百花という俺たちの犠牲の元、幸せに暮らしている。