「水よ、他の者を貫く刃となれ」






パァァァァッ



ザシュッ





俺の冷たい詠唱により、一人、また一人、呆気なく命が散っていく。







「.........」






目の前で悲痛の声を一瞬上げ、倒れていく人間。



それでも俺は何も感じなかった。



いや、もう感じられることができなかった。





それだけ多くの命を俺は奪ってきた。