〝ここ〟に魔法石があることは一般ピーポーだってバレないためにも誰にも言っていないはずなのに。 「な、何故にここに魔法石があるって知ってる訳?」 苦笑いを浮かべながらも相変わらず無表情の怜桜に問いかけてみる。 と、「諸事情で始めから知っていた」とさほど興味なさそうにぽろっと怜桜に言われた。 はい? 「は、始めから?」 「あぁ」