恐る恐る状況を確認するために閉じていた目を開ける。 そこに広がっていたのは......... 「いくらテメェでも紗久に手を出すことは許さねぇ」 まっすぐ大和先輩を見据えるお兄ちゃんの背中だった。 パリンッ 私へ向けられた魔法をお兄ちゃんが受けたのかお兄ちゃんのチョーカーが音を立てて壊れる。 え、お兄ちゃん? 何で、お兄ちゃん?