玖音の魔法により、俺の一撃は止められたが、それもきっと時間の問題。





怜桜を相手にしながら俺の魔法を防ぐのは不可能だろう。






こうなったら2人で1人を潰していくことにしよう。






「甘い」







全力で玖音を潰しにかかる俺......いやきっと怜桜にも聞こえているはずの大和の声が聞こえる。






「お前たちの守りたいものががら空きだよ」







この時、俺たちはほんの一瞬玖音に全力を注ぎすぎた。