一瞬で運ばれた先は壁の中の玖音の頭上。





俺は休むことなく詠唱を唱える。







「水よ、他の者を切り裂く剣となれ」






パァァァァァッ







詠唱により、光と共に現れた剣を握りしめ、玖音に振り下ろす。







「光よ、我を守る盾となれ」







ガンッ