「ま、想定内だけどね」 パァァァァァッ 「......っ」 悔しそうな笑顔がすぐにいつもの微笑みに変わるのと同時に俺の真上から風の魔法が現れる。 二重に魔法が使われていたのだ。 ドォォォォォォンッ 二重魔法に気づいた俺はとっさに後ろへ飛び、魔法の攻撃を回避する。