タダでさえ実技付き階級テストがあるってことでテンション下がってたのにここにきて百花繚乱所属とは......。
普通の生徒ならこれは名誉なことだときっと大変喜ぶとこなのだろう。
だが、しかし。
全てを知り、それでも選んだ道があるからこそ私は名誉だなんてこれっぽっちも喜ぶことが出来なかった。
「............」
野次馬たちの興味の視線や声を全て無視して私は掲示板のたった1枚の紙をさらに睨みつける。
ついに怜桜や悠と一緒に懸念していたことが現実になってしまった。
私が守れていたかは分からないけど守っていたみんなの帰る場所は一体どーなってしまうのだろう。