「はぁー。やっぱりお前は何も理解できてないようだな」





「とりあえず、紗久は自覚がないことだし、今後一切何があっても魔法を使おうとはしないでね?」






お手上げ状態ですって感じで怜桜は深いため息をつき、悠はいつになく張り付いたような笑みを浮かべる。






え、ひどい。


何この言われよう。






まぁ、魔法を使うなって言われている方が今後魔法が使えなくても他の人の目を欺くためにはいい言い訳になるけどさ。