「あぁ!南夏ここにいた!!」


!?


突然大きな声がそう言うのが聞こえて、私と黒川くんは声のする方を見る。



!!!!


嘘でしょ…。


目線の先には4、5人の男子がこちらに歩いてくる姿が見えた。それもすごく柄の悪い人たち。




「…チッ」


?!

黒川くんが顔をガラッと変えて舌打ちしたのが聞こえた。



あ…黒川くんのお友達…。



「南夏!お前…俺たちのこと置いて…女とイチャイチャしてんのかよ!」



集団の真ん中にいる、制服の下から赤いシャツを着た金髪の男子は私を見るとそう黒川くんに言った。



この人の名前は…確か…。


愛葉…くん。

彼も黒川くんの次に有名だ。