私は14歳今年の春、中学2年生になった

[みんなに報告があります!]

先生あらたまってどーしたんだろー?

[このクラスに転入生がきます]

どんな人だろぉ-?

[はいってきていいわよ!]

そこには瞳が輝いて肌白くて綺麗な顔立ちの男の子がいた

なんかみたことあるよぉなー?

[佐々木つばさです、1年よろしく]

佐々木…つばさ… あっ!もしかして

[さ、き?]

やっぱり佐々木くんだ!

[佐々木くん!]

[なつかしいなぁ。何年ぶりだろう]

昔近所に住んでいた佐々木くん、毎日のように遊んでいた

幼なじみってやつ!?でもいきなりどっかに行ってしまっ

たんだ。

私はどうしていきなり消えたのか知りたいけどなぜか聞け

ない自分がいた。

[さきー!早くかえろぉよー]

[はーい!]

私は家に着きお母さんに佐々木くんのことを話した

とてもびっくりしてた

[おやすみぃー]

もういつのまにか夜になっていた

[おはよぉー]

[おはよ]

あの時と変わらない佐々木くんだ!

そういえばやっぱり気になるどうしていきなり消えたんだ

ろう?よし!聞いてみよう

[佐々木くん!あのさぁあのときなんでっ]

[ねぇねぇつばさくんってさぁどこから来たの?]

まじか!いきなり入ってくるとか…

[千葉]

[結構遠いねぇ!!]

早く話し終わんないかなぁ…てか佐々木くんめっちゃやが

ってるしこんなに香水くさいし誰だって嫌にはなるよね

って!もうこんな時間!早く帰らないと!

はぁ、聞けないなぁ

あ!今日の課題で使う絵の具忘れた!取りに行こう

絵の具を取りに教室に入ったとき佐々木くんがいた。

[なにやってるの?]

[ちょっと課題でいのこりなんだ]

少し泣いてるように見えたのはきのせい?

[そうなんだ…]

[さき!]

[なに?!]

[俺が何で消えたとか聞かないの?]

聞きたいけど聞く暇がなかったんだよ

[聞きたいけど迷惑かなとか思ったから…]

その瞬間ふわっと暖かいもので包まれた

わたし今抱かれたよね!?

[今何した?]

[俺あの時からずっと好きだった]

い、いきなり!?

[ちょ、どうしたの?いきなり]

[俺がいなくなった理由言うよ]

[うん…]

[俺実は肺の病気であと1年も生きられないんだ]

[冗談やめてよ]

[ほんとだよ]

うそでしょ!?このとき私ははじめて分かった、佐々木く

んの事が好きなんだって

その瞬間私は泣きながらいつの間にか家のベッドにいた

なんで!?どうして佐々木くんなの?

学校に行く気も失せてたけど行った

でも佐々木くんが学校に現れることはもうなかった

私はその日先生に聞いた

[つばさは…]

なんでとまるの??早く言ってよ!

[まさか]

[そのまさかだ]

いまなんて?やだ、なんで?やだよ

[先生!!なんで?佐々木くんは…っはぁ]

涙が溢れてきた

[今は病院だ、行くなら今のうちだ]

私はいつの間にか学校を飛び出し先生に聞いた病院までた

タクシーで急いだ

部屋を確認しいそいでいくとそこには機械をたくさんつけ

られた佐々木くんがいた

[佐々木くん!]

私は抱きついた

その時佐々木くんの目から一筋の涙がこぼれた