ああ、これが恋ってやつ…。

こんなの認めたくないのに…


認めてしまう。




知ってる。

私は単なる沖田さんの拾い物で新選組の女中。


沖田さんにはもっといい人がいる。

沖田さんは何もない私を哀れんで優しくしてくれてるだけかもしれない。


新選組のみんなもそうかもしれない。


わかってるの。
みんなそんな人ではないことくらい。



でも私は怖い。
信じていた人が手のひらを返すようにいつもいつもいつも私を殺していく…。




だからこそ




神様がいるなら一つだけ私のわがままを聞いてください…。



どんなに辛くても悲しくても死にたくても

私のことを見てくれる人達を





消さないで。