なんか、怖い…。




「わからない…私も記憶がないの。あるとしたら自分の刀で腕を刺したってことくらい…」




「なんでそんなことした」




「なにもわからない…ただその時は苦しくて辛くて死にたかった…。もう、なにもわからないの…」




こんなことを言ったら沖田さんは私を追い出すだろうか…。

もう二度と…。





「お前を苦しめるものがあるなら俺が叩き切る」





「お、きたさん…」





「だから桜女は笑っててくだせぇ。たとえ桜女が悪もんにされても俺は信じてまっせ?」