NOside





泣きだした夕桜こと狭間は急に意識を失った




それをみたその場の幹部たちは軽いパニック状態に陥っている






藤「お、おい!!大丈夫か!!」







沖「ちょっと、狭間ちゃん……!!」






藤堂と沖田が夕桜の体を揺する…が一向に起きない夕桜……起きるどころかその顔は真っ青で苦しそうだ










山「ちょっと、失礼」





そう言って突如天井から姿を表した山崎が夕桜のオデコに手を当てる……







山「これはっ!!大変です土方さん、近藤さん!」







近・土「どーしたっ!?」




山「すごい熱です!恐らく……数日前からかと」
すりる







皆「「ッ!!!」」










原「ぉ、おい…それ早くちゃんとした寝床に!!」






山「…はい、しかしどこに…確か狭間くん部屋は朝から使えないんじゃ……」






そうだった!!とさらに焦りだすメンバー







そして誰の部屋に寝かすのかを言い合う。



近「新八君の部屋は無理かね?」


永「え''ッ…おれですか!?いや、女子と同じ部屋だとちょっと歯止めが…」


藤「そーですよ近藤さん!シンパっつぁんが女子といて
大丈夫なわけないじゃないですか!!」



永「おいおいそりゃねーよ」



近「そ、そうだな」



永「近藤さん!?」




土「んー…誰にすっか、俺のところは夜中も起きてるから安心して眠れねぇだろーしなぁ」


斎「原田…とかはどうですか近藤さん。」



近「おぉ原田くんか!!それはいい!…原田くん、お願いしてもいいかね?、」



原「はっ!?…いや。別に構わねぇけど………」



原田は思った、

いやいや俺も男だし……綺麗な女と同じ部屋……

と。だが近藤さんからのお願い、聞かないわけもいかず



原「はぁ、分かりました。じゃあさっさと部屋につれてって寝るわ…」




近「ありがとう!」



土「頼む」


原「はい」



藤「変なことすんじゃねーぜ?」



ニヤニヤと笑う藤堂の頭部を叩くと…



夕桜の恐ろしいほど軽く小さな体を抱きかかえ自室へ向かう原田を他のメンバーはただ見守っていた。