さっきから…涙が止まらないのは何故だろうか…。


「あれ?…君は誰かな?」


「ッ…!誰だっ」


振り向くとそこには、私の知っている限りでは歴史上の人物、沖田総司にそっくりな人間がいた…



「あれれ〜…聞いたのは僕なんだけどなぁwそれより、その格好は何かな?」



自分の姿を見ると自身の目に映るのは返り血で真っ赤に染まった服。、

そうか、さっき私は男を殺したんだった…

カチャッ


気づけば首には沖田そっくりの男に刀をかざされていた



「答えてくれないかなぁ?君の名前は?見ない顔だよねぇ?…長州の人間?」


「…ハッ……聞いてきたんならまず、そっちが名乗るのが普通なんじゃないの?」


すると男は目を見開く…がすぐにクスリと笑って刀を一旦下ろした


「君、怖がらないんだね?…僕は沖田総司…はい、名乗ったけど?」


沖田…総司か…やっぱりな。これで確信ができた…ここは…昔だ。




「…怖がる必要なんてない……私は…「おいテメェ!!急にいなくなるなっていつもいつも……そいつは誰だ?」…」



名を名乗ろうとするとあとから来た沖田の仲間であろう…きっと土方歳三だろうか、がきて名乗ることができなかった