「おのれ…小僧がぁぁ!!」


「ふんっ……弱いな…」


斬りかかってきた男をサッと避け後ろに周り斬りつける

すると儚くも死んでいく男…

なぜ小僧と言われていたのかというと…今の夕桜は街人らしき人間らから奪った男用と思われる着物を着ていて


長い髪は一つに束ねている。
そして横には刀がある。

女の格好をしていると変な目で見られると考えたからである。

…が、せっかく男の格好をしているのに寄ってくる人間らは一向に減らない、一つ変わったことは…


この時代にも同性愛者がいることと、男の格好をしたおかげで?女性たちも群がってくる事が増えた事だ。


どうやらちゃんと男装はできているらしい


此処にきてあれから約一ヶ月……宿はテキトーに空き家らしき場所を使っている

食べ物や服などは殺してきた人間達の持っていたものを奪った…


最初は人を殺すのには少し躊躇っていたが…今はもう躊躇いなんてしない…


もはや、ここがほんとに江戸時代なのかもわかっていない今、絡んでくる人を殺して、金などを奪わなければ生きていけないのだから