「っ…り!あ…り!杏里!!」

「う、うるさい!」

「あ、やっと起きた。良かった」

「ここ…何処?」

私あれから倒れちゃったんだ…

「保健室。杏里倒れたからびっくりしたよ俺。」

「杏里って呼ばないで」

「ふっ。今は良いだろ?
俺は,お前の事が好きだって言ってるんだし…?まずはしっかり寝ろ
また倒れられたら…困るしよぉ」

ぽんっぽんっ

そう言いながら頭を撫でてくる宮崎。

ドキドキ

何よ。心臓が痛い
心臓病になってしまったの?!

私は何故だか恥ずかしくって布団で顔を隠した。

「可愛い事すんなよ…じゃあまた後で帰り迎えに来るからちゃんと寝とけよ?俺の…キスで倒れちゃったんだからなぁ」

そう言いながら意地悪そうに笑う宮崎

「うるさい」

何よ。私の方が押されてるじゃない