そして何も言わずにスタスタと歩いた

パシッ

「へっ…」

腕に違和感。そう思った時には
宮崎が私の腕をつかんで居た

「無視はねぇだろ?杏里ちゃん?」

こいつ…どうして私の名前知ってるの?
って思った時には遅かった

勝手に口から出ていた言葉だったから

「何で私の名前知ってるの?」

それが駄目だった見たい

宮崎がニコッと笑ってこっちを見ていた

「あっ…やっと目あった。てか興味持ってくれた?」

「別に…用が無いなら私行くから」

普通の女の子なら
多分ここら辺で落ちるんだろうなぁ

でも私はそんな女の子では無いから