「えっ…?」

宮崎の方向を見ると宮崎は真っ直ぐ私の方を見ていた

「お前より…先に言うつもりだった。なのに…っ。ばーか」

そう言いながら頭をくしゃくしゃしてくる宮崎

暗買ったからさっきはわからなかったけど、クリスマスツリーの点灯で宮崎の頬が赤く染まって居るのがよく見えた

「最初はさ…まじで遊びだったんだよ。杏里の名前は知ってたけど好きじゃなかったし…正直気が強い女も好きじゃなかった」

ズキッ

胸が痛い…でも宮崎が優しい目で私を見るから…私はそのまま聞く事にした

「だけどさ…杏里と一緒に居てさ気が強くってつんつんしてるけど…時々見せる笑顔とか…めんどくさそうな顔してるくせにちゃんと俺の相手してくれたり…いつの間にかお前にはまってた」

ドキッドキッ

さっきとは違う胸の鼓動が鳴る

「杏里が…好きだ」