太郎丸は、じゃあなと、牢を去っていった

塔子「ど、どうしよう...。。。」

私、あんな息巻いて夜鬼を助ける為に、ここまで来ておいて、、、何の役にも立ててないじゃない。。。
てか、むしろ自体を、余計面倒くさくしてしまったんじゃないだろーかーーー

暫く経っても、誰も来ないーーー

どれ位、時間が経ったのか、、、?食べ物だけは、小さな引き戸から、運ばれてくるけど。。。

僅かに壁にある小窓まで、何とかよじ登って、声を張って助けを呼んでみたり、格子が取れないか、色々試してみたけど、どれもダメだったーーー

手のひらを見たら、切り傷と豆だらけ、、、

夜鬼ーーーごめんね。。。でも、私、諦めないからね。。。


光でわかるのは、日が落ちて、日が登ってを2回は見た、、、

少なくとも、私は2日を無駄に過ごしてしまっているーーーそして、サクがかけたリンさんの変身も既に解けてしまったーーー

激!目覚め草が、咲いているのは、長くても、あと2日という事になるーーー急がないと!!

塔子「待っててね!夜鬼」

私は、ブレスレットを外す

リンさん、ごめんね。このブレスレット、私の気配を抑える他に、力も抑える効果もプラスしてくれたって言ってたなーーー


だから、リンさんには、絶対、何があっても、取っちゃダメって言われてたんだけど、、、


ダメ元よーーー