太郎丸『あんたの事も、記憶操作を施したら、

とっとと帰してやるつもりだったんだが...
まさか、あの清十郎さんをここまで焚き付けるとはねーーー
順当にいけば、長男であられる清十郎さんが次の当主、、、

国民の支持を多く得た方を、次の当主を決めると、この度の世代交代で、当正坊様は決められたのだ。。。』


記憶のーーー操作って?
あの、馬鹿そーな、、、カルがスパイっ!?
掴み所のない、主に胸の話ばっかだったけど。。。どーでもいい話は、、、その為だったの!?


それも驚きだけど、、、つまり、私達は、天狗の跡目争いに巻き込まれたって事よねーーー?


太郎丸『鬼神様は薬草がなければ一生目覚めない、そうだろーーー?』
塔子「ーーーっ。。。」
私の反応を見て、喜んでいる目がーーーなんだか気持ち悪い。

太郎丸『主様は昔っから鬼神様に酷く驚異を感じておられてな、、、この度の一件、鬼神様を落とすのに丁度いいと判断なさったーーー

主が起きない以上。。。アンタが戻らなくても、誰も、何一つ気にも止めないだろう。。。


鬼の門下は、冷酷だ、、、去る者は追わない主義だと聞く。。。』

ふっ。残念ね。。。向こうの私はリンさんなのよ!!私が帰らないとなれば、リンさんが黙っちゃいないわ!!...だけど、時間がないのに。。。夜鬼が。。。


太郎丸『そして。。。俺は知ってる、、、あぁなった清十郎さんは、もう跡目の事なんて考えもしてないだろう...なんせ、ど変態だからな、、、あの人、、、くくくっ。。。』
うん、知ってるーーー
でも、何か、よくわかんないけど、聞いてない事まで、ベラベラとよく喋る男ねーーー