塔子「ーーー?」

リン『夜鬼様は、その願いで、塔子様をあちら側にお返ししようと、考えておいでです。。。』


塔子「ーーー!!帰れるの!?夜鬼ぃぃぃ!
あんた!!やな奴で最低って思ってたけど、、、すっごく、実はいい人だったのね!!!」

私は夜鬼の手を両手で握ってブンブン振り回した

夜鬼『あ?うぜー、俺そんな事言ったか?』え?嘘なの?やっぱ最低。。。
リン『言いました!確かに聞いております!!』ほらぁぁぁ!

夜鬼『…そうか?まぁ、願いなんて、俺ほどにもなれば…1個もねぇーからな…

暇つぶし…?気まぐれ…?まぁどっちでもいいわ、面倒ーだし。。。

あと、俺は女には入れ込まねーんで。。。そこんとこ宜しく。。。お互い、ノータッチで。。。俺も触れない、お前も俺に踏み込むな!!!』

夜鬼は、すこぶる面倒臭そうである。。。よく、こんなんで当主とかやる気になったわね…入れ込まないって、、、?惚れないって事よね?さ、早速、愛はない結婚宣言!?
しかも、ノータッチって、、、さっき迄、密着してましたけど…?


どの口が言うか…

リン『と、塔子様!?最後まで、お話を聞いて下さいませ!』
し、叱られた
塔子「す、すいません。。。それで、何??」

リン『祭典に出るには、塔子様は夜鬼様とご結婚して頂く事になります
参加は妻しか出来ないルールになっておりますので

そこで夜鬼様のお側で力の制御をし、支えて頂く為です


神の結婚っと言うのは、人間界の結婚とは違い、離婚は絶対に出来ません

貴女様は、一時的に現世に、神様のお願いで帰ったとして、現世での一生が終われば、貴女様の魂は輪廻の輪には乗れず

夜鬼様の妻として、未来永劫、常世に縛られ続けるのですーーー』


未来永劫ーーーか、、、途方もないなーーー


リン『もう一方は、、、我々の加護の元、夜鬼様の花嫁にはならずに

今の、この生を常世で全うし

輪廻の輪に乗り新たな人生を歩みなおす、、、事です』