「とぼけないで下さい。
私は龍顗の副総長、生瀬 臣です。
なぜか蓮はあなたをどうしても姫にしたがっています。ですがもし、あなたがどこかの族のスパイなのなら私は副総長としてあなたを始末するしかありません。ですからあなたのためにも教えてください。あなたは何者なんですか?」


「私の名前は成瀬 桃晴…でも信じてもらえてないから身の潔白を証明するために少しだけ教えてあげる。

私はスパイなんかじゃない。そんな事しなくてもあなた達龍顗なんかすぐに消せるから。
でもそれをしないのはなぜ?
あなたたち龍顗が正当な族だから。
私がどうしてスパイ?スパイなら族に入ったり遥山 蓮の恋人になるかして近づくでしょ?

あなたを少しでも秀才そうとか思った私がばかだったわね。

…最後に私が何者か。
私は普通の女子高校生。でも何故かは言えないけど警察との繋がりが強い。いい意味でね。

それだけよ。」