これで私はこの悪い悪夢から覚めることができると思っていた。




でも、、、悪夢はまた突然やってきた。




あの事件から約一年がたって、お父さんも落ち着いて仕事ができるようになり始めた頃だった。




私はその頃学校で勉強している真っ最中だった。



…プルプルプル

職員室にかかってきた一本の電話。


先生の切れた息。

先生の慌てた声。

周りのどよめき。


「成瀬!今すぐ病院にいけ!お父さんが事故にあわれたそうだ。」


先生の言葉でやっとこの状況が理解出来た。


お父さんお願い生きていて!

そう願って私はお父さんのいる病院に急いで向かった。