「ちょ、ちょっと待って!!」

お菓子を作ってくれるのは嬉しいんだけど、蓮が作るお菓子はお世辞にも美味しいとは言えない。

「ん?俺ならあんぐらい作れる。」

そう言って何度も不思議なお菓子を作ってきたじゃん!!
本人は自分が危険なものを作ろうとしてるって気づいてないから余計に怖い。

「お菓子はいいから違うことしようよ。」
無理やり話題を変えたから怪しまれそう....。

「ん。なにしたい?」

蓮は私に向き直り、手を握った。


やってみたいこと.....。
うーん...。
あ!できるかわかんないけど....

「.....外に出てみたい。」