「あれ、なんで蓮がいるの?お仕事は?」

私はベッドに座り直し首をかしげた。

「ヒナに押し付けてきた。」

う、うわぁ....。
佐伯さん大変そう.....。

「で、ヒナがなんだよ。」

蓮は私の目線に合わせるようにしゃがんだ。
上目使いというより、睨まれてる感じかも。

「佐伯さんにお菓子つくって欲しいなぁーって。」

なんでこんなに怒ってるの...?

「あんなの俺でも作れる。」
そう言って部屋を出ていこうとした蓮を私は止めた。