三時間目の休み時間。

「俊介ー?いるー?」

千春だ。声だけでわかる。

「どーした、千春」

「今日の部活ミーティングだけだよね?一緒に帰れる?私も今日ミィーティングなの!」

「もちろ…あ!!」

もちろんと返そうとした時、俺は桐生に学校案内するという約束を思い出した。

「わりぃ…千春。おれ桐生と先約あるんだ」

そういうと、悲しそうな目で

「桐生…?転校生の子か!わかった!じゃ、朝一緒にいこ!」

「おう!てか毎日行ってるだろ」

「あはは…そうだね!」

「じゃーな!」









この時千春と帰っていれば、どうなってたんだろう