そんな会話をしながら学校についた俺達。

「転校生とか来るのかなぁ?」

青空を見上げながらそういった千春。

「どーだろな。でも二学期だし来ないんじゃね?」

階段を上がったところで俺達はバイバイ。

千春は1組、俺は3組だ。

「じゃあ…また帰りにね!」

「おう!」

やべー、もうチャイムなるわ。

そう思ってダッシュした。

ドアをあけたら、

「おー!俊介はよ。てかお前いつも遅いな。もっと早く来いよ」

「ちげーよ、俺はちゃんと起きてるけど千春がおせーんだよ」

「そっか、お前、佐々木と来てんのか。可愛いよな、佐々木」

ほら。みんなそういう。

確かに可愛いほうだとは思うけど、顔見すぎて慣れちゃったんだよな

そんな時、

「ガラガラ…」

担任が入ってきた

「席つけー!」

みんなが席をついた頃、

「転校生を紹介する!」

「え?おぉ!女?男?」

「イケメンかなー?」

あちこちからそんな声が聞こえてくる

「しーずかーに!入って」

「…失礼します…」

入ってきた時、クラスのみんなの動きが止まった。