「はい、どうぞ。」


扉を開けてハクさんが私に微笑んだ。

扉を抜けカーテンを潜るとそこは真っ白い空間だった。


単なる真っ白い空間ではなくて、

白いのは床・壁・天井だけ。

ラックにかかってあるのは色とりどりの服だった。

それも全てレディース。