何だかいい臭いが鼻をくすぐる。 ゆっくりと目を覚ますと 私はソファに寝かされて居たようで、 腰周りにはタオルケットが掛けられていた。 「あ、目が覚めたかしら?」 木のトレーを持ったハクさんが優しく微笑んでいた。