──カランコロン。


アンティークな音が響くとともに

私の体はアトリエ内に前のめりになりながら放り込まれた。


「そんな所で覗いているだけじゃなくて、遠慮なさらず中でゆっくり見ていってください。」


転ぶ寸前で床に手を付いて衝撃を軽くし

声のする方に顔を向けると、

そこには美人な白い女性が立っていた。