「あっ、あのぉここに座ってください。たったまま、赤ちゃんを抱いているのは危ないですから。」


「私たちは次で降りるので、気にしないで下さい!」


「ありがとうございます。」


その姿を見て、天使みたいな笑顔に俺は惚れてしまった。俺らしくない。まして一目惚れなんて。


顔が赤くなったような気がして手で覆ったところ拓海に見られてしまった。