俺たちは電車に乗ってここから近いショッピングセンターに向かっている。拓海が

「着いたら、めっちゃ喰うぞー!」


「そんなに、食べるのかよ。笑笑」


「いーだろ!誕生日なんだから!」


「お前は誕生日に関係なくいつもと同じだろ。」


「それも、そーだな。笑笑」

拓海とそんな会話をしていたとき、停車駅で電車が止まり同じ車両に乗っていた女子高生くらいの2人組がいたことに気付いた。


その2人組は小さい子どもを抱えた母親が電車に乗り込む姿を見て、