「あっ!」「あっ!」
……………………。学校の帰り道、森波羅と、バッタリ出会ってしまった。森波羅は、幼馴染み。小学生までは家族と暮らしてた。けど今は、離れて暮らしている。森波羅が、一人暮らしをしたいと言ったからだった。もうちょっと森波羅の紹介をするとフルネームは森波羅 緋都(あき)。趣味は無し。性格は意外とドジ。そして、一番重要なのが女子にやたらモテるってこと。ムカつくほどに。しばし、見つめて
「まぁ、カッコイイっちゃぁ、カッコイイけど…。」
と、言ってしまった。すると、
「なに!言いたいことがあるなら、はっきり言えよ!」
と、言われてしまった。
「なんでもないよって言うか新年明けてそうそうあんたと喋ったことばがそれかい」
「ふん!だな。」
そう、森波羅とは新年が明けてから、これで始めて出会うのだ。
「それじゃあ、森波羅頑張ってね、一人暮らし。」
「ああ、じゃあな。」
にしても、森波羅はまだ、彼女、居ないのかな?今度紹介しよっかなぁ。歩衣のこと。歩衣って言うのは、私の友達。フルネームは冴離 歩衣。趣味は無い。この点でもお似合いだと思う。性格は優しい。誰に対しても平等。そして、お父さんがお医者さん。=金持ち。はぁ〜。お嬢様よ、お嬢様。

お風呂に入りながら、私は森波羅から、言われたことばを思い出していた。
「言いたいことがあるなら、はっきり言えよ!」
言いたいこと、それは、
これからもよろしくねってことだよ、森波羅!

翌日、私は歩衣に森波羅の事を紹介した。すると、歩衣はすぐ、
「その子、ええと、森波羅くんだっけ?に、会いたいなぁ」
と言ってくれた。良かった、良かった。これで2人とも恋人できるわね。うん、今日メールで森波羅に言っておこう。

放課後、私は森波羅にメールした。
「森波羅、彼女作ってみない?もし、森波羅さえ良ければ紹介したい子がいるんだ。冴離 歩衣っていう子なんだけどね、どうかな?会ってみない?出来たら返信ちょうだいね☆」って。
そしたら、
「ああ、いいよ、会ってみる。相手が俺の事気にいるかどうかはわかんねーけどな。俺はいいぜ。冴離が優しければ。」
と、帰えってきた。全く本当に人の性格だけで決めるわよね……。まぁ、私も人のこと言えないけど。私も、人の性格だけで決めちゃうから。だから、私はこうやって返信した。
「歩衣は優しいから。それは私はが保証する。それで、いつ会えそうかなぁ?歩衣は明後日以外だったら大丈夫だって。だから、明日とかどう?あんたも部活ないでしょう?」
すると以外にも、
「明日かぁ〜。ちょっとな〜。早すぎねーか?だから、明日、俺とお前が合って写真とかで確認して明々後日、冴離と俺とお前が合うってのはどうだ?」
って返事が。私はいいけど、森波羅恥ずかしいのかなぁ?