〜愛花side〜



「今日憧れだった高校生になれるんだー」


これが初めて鏡に独り言を呟いた日


それくらい私にとって高校生はあこがれだったんだ


そう呟きながら紺色のブレザーに手を通した


「愛花ー!まだ制服きれないのー?」


「早くしないと竜也くんに置いてかれるよ」


「今いくからちょっとまって」


「よしっ!できた」


「入学式だからこれくらいはいいよね」


私の髪はウエーブを軽く掛けたキャラメル色の髪の毛


髪の色はお母さんのハーフからきてた色だった


中学の時はわざと黒く染めてたから誰も本当の色はしらないんだ


まぁ唯一知っているのはいつめんだけどね


考えてたらまたやってしまった


玄関開けた瞬間に階段でこけてしまったのだ


「お前相変わらず変わってないな」


「 竜也!?なんでいるの」


「 はぁっこけて頭までおかしくなったのか」


「今日から同じ高校だろっ」


「えっ?そうだったけ」


「お前本当に大丈夫か?」


「愛花が3人と同じ高校に行きたいっていうから勉強したんだろ?」


「そうだった!?私受験がんばったんだー」


「愛花よりがんばったのはうちらやよ」


「あっ!なつーそれどういうことーよ!?」


なつこと 工藤 夏恋 (くどう なつか) は私の親友♡


小学校で知り合ってそこから仲がいいんだぁ


「花恋の勉強を教えるのに大変やったんだからねー」


「私、そんなに馬鹿やったかなー」


「花恋ちゃんは馬鹿じゃなくて天然かな?」


「あっ遥ー会いたかったよ」


「なつ。俺もずっと会いたかったよ」


そう!この2人は中2からずっと付き合ってて今でもラブラブ


山本 遥 (やまもと はる)は王子様てきな存在やから竜也とは正反対な感じ


私が大好きないつめんと同じ高校に行きたかったのは


ちゃんとした理由があるんだけどね