そうか…
君はまだあの日に起こった出来事を忘れられてないんだね…





「山里くんは好きなの、桜?」





「あー……
うん、好きだよ」






「そっか。
淡いピンクが綺麗だよね。ピンク色の雪みたいじゃない?」





君と喋れて嬉しいはずなのに、なぜか僕は無性に切なくなった。