コツン
『痛っ』
「アホか
顔に書いてあんぞ
皆んなのとこに戻りたいって」
『違っ』
「嘘つけ
こっち向け」
『やだ』
「はぁー」
クルッ
チュッ
『ちょっ、玲音』
「何‍?
やめないよ」
『なんでツんん』
「やっぱりやめる
家に着くまでにどんなことして欲しいか考えとけ」
「おーい、そーちょーさーん
仲がいいのはいいけど僕のこと忘れてない‍?」
「すまん、准サンキューな」
「いいけどさっ!
姫、僕達の隊長なんだからもっと僕達のこと構ってね! んじゃ、バイバイ!」
『ねぇ、あたし鬼姫だけど良いの‍?』
「あぁ」
『でも本当の意味知ってる‍?』
「本当の意味‍?
鬼のように強く美しいからじゃねぇの?」
『本当の意味
鬼よりも強く鬼の血を引く姫
そして、3分で500人以上を血まみれにしたから』
「500人以上の・・・それって9年前のことか
小学校3年か・・・ってはぁ‍?」
『あたしが帝王で華と呼ばれたのは8年前
鬼姫って言われたのは9年前、それこそ小学生は繁華街に居るとバカにされる
んで、バカにしたやつフルボッコにしたら逆上し仲間が集まってきていつの間にか繁華街中のヤツらが集まってきて気づいたら500人以上やってた』
「そうか・・・」
『引いたでしょ‍?』
「引かねぇよ」
〜玲音side〜
「引いたでしょ‍?」
ふざけんなよ
こんなんで引くぐらいだったら好きになってねぇわ
だいたい、んなことぐらいで捨てるようなほど心狭くねぇよ
『引かねぇよ』
「そっか・・・」
『なんか不満かよ』
「ううん
不満なんてない
ただ、あたしは玲音にはふつrンッ」
『それ以上言うな
俺の女は俺が決める
ただそれだけだ』
ぜってー不釣り合いなんて言わせねぇかんな
『ほら帰るぞ』
「うん!」
〜玲音sideend〜
〜帝王〜
「ねぇ、冷奈ちゃん戻って来るかな」
「れーなちゃんの事信じないと戻ってくるもんも戻ってこねぇよ!」
「鈴太、うるさい
鈴太の思ってる事も分かるけど今は待つのが一番良いんじゃない‍?」
プルルルルル プr
「もしもし、玲音‍?」
[昂輝わりぃ
今冷奈と一緒なんだが今日と明日はそっち顔出せねぇ]
「分かった
ねぇ、冷奈ちゃん[心配すんな、冷奈は帝王に戻る]良かった・・・」
[それじゃ]
プツッ
「冷奈ちゃん戻って来るって」
「良かっ、た!」
「冷が戻ってくる・・・!」
「でも、明後日まで来ないと思うよ」
「なんで!」
「だいたい予想つくだろ」
「まさかっ」
「そのまさかだよ」
「はぁ〜」
〜帝王end〜
『おじゃましマース』
「じゃまじゃねぇからこれからはただいまな」
『たっただいま』
「おかえり」
『ありがとう』
「あぁ」
『ねぇもしかして玲音、、、照れてる‍?』
「ちげぇよバカ」
『ひどっ、玲音よりは頭良いもん』
「ハイハイ」
『ちょっとー』
「ふぁ〜」
『眠そう』
「ねみぃ」
『今日は休も‍?
玲音、疲れたでしょ』
「そうだな
でも・・・」
チュッ
『えっ・・・』
「俺言ったはずなんだけど
帰ったらして欲しい事考えとけって」
『う、うん』
「ねぇ俺にして欲しいこと決まった‍?」
『ちょ
み、みっ耳』
「感じた‍?
ふぅー」
『ひゃぁッ』
「やっば
その反応ヤバすぎ」
『へっ‍?』
「ねぇ、早く言ってよ
俺にして欲しい事」
『抱きしめて欲しい』
「良いよ
おいで‍?」
『うん!』
「よしよし
って何泣いてんの!?
俺なんかしたっけ・・・」
『した
心配させた
無理した
なのにこうやってあたしがして欲しい事言えとか言うから言ったら本当にやってくれるし眠いって言ってたのに寝てないし・・・』
「ねぇ、それって俺悪く無くない‍?
ってかそんな事思ってたんだ・・・ふっ」
『どうしたの‍?』
「んなこと言われたら理性やばいんですけど・・・
ねぇ、他に無いの‍?
他に俺にして欲しい事」
『えっ・・・えっと・・・本当にやってくれる‍?』
「当たり前」
『玲音が欲しい
玲音の事体いーっぱい感じたい・・・です』
「まじか」
『ダメ・・・だよね・・・
寝る!』
「良いのか‍?
冷奈の方が疲れただろうと思って理性抑えてたのに・・・」
『うん、怖かったから
玲音が居なくなるって思ってたからだから玲音がここに居るっていう隣に居るっていうのを感じたい・・・』
「おう、じゃぁ取り敢えず先に一緒に風呂に入んぞ」
〜玲音side〜
「玲音の事体いーっぱい感じたいです」
アカンやつや
んなこと言われたら理性やばいんですけど
可愛すぎる・・・今すぐでもヤリてぇけど俺久しぶりに汗かいたからこのまんまヤンのはやだな
『おう、じゃぁ取り敢えず先に一緒に風呂入んぞ』
「うっうん」
『俺が先に入って後から途中で入る‍?
それとも俺が後から入ろうか‍?』
「あたしが先に入りたい」
『分かった、良かったら呼んで
すぐに行くから』
「うん」
カチャッ
パタン
『ふー
やばいな、可愛すぎんだろ・・・』
〜5分後〜
「玲音」
『今行く』
カチャッ
『入るよ』
「う、うん」
『シャワー浴びちゃうから待ってて』
「うん
ねぇ玲音」
『ん‍?』
「やっぱりなんでもない」
『気になるから言って‍?
どうしたの‍?』
「大好き」
『ん、俺も
冷奈の事好き』
「うん」
ヤバいって、何でこんな甘いんだよ
まじで理性きかないんだけど
なんか本能がウリャーーーってやってて理性がグヌヌヌヌみたいな
マジでやばいから


〜玲音sideend〜
取り敢えず眠いから寝る
取り敢えずつまんないから喧嘩する
取り敢えず、取り敢えず、、取り敢えず・・・
『んっ・・・眩しい・・・』
「おはよ、よく寝てたね」
『玲音、おはよう』
「体痛くない‍?」
『うん、大丈夫』
「寝言言ってた」
『うそ・・・
聞いてた‍?』
「うん、全部」
『なんて言ってた‍?』
「誰かあたしを殺してって言ってた」
『そんな事言ってたんだ』
「よっこらしょっ」ドサッ
『玲音・・・重たい』
「じゃぁこれならいい‍?」ぎゅッ
『うん、重たいのは変わんないけど・・・』
「いつから死にたいって思ってる‍?」
『親が死んだ時から』
「ふーん、そっか」
『玲音』
「んぁ‍?」
『寝言忘れて』
「やだ
っつか、冷奈
今度、寝言でもなんでも俺がいる時に死にたいとか殺せとか言ったらお仕置きだかんな」
『あっ、はい
努力します』
あれから時間が経って最近変化があった
「冷奈ご飯食えそうか‍?」
『試してみる』
女の子の日が来てない・・・
ほんとは産婦人科行ったほうがいいとは思いつつ怖くて行ってない・・・
『「玲冷音奈」』
『ごめん、先言って‍?』
「今から病院行こ」
『うん、あたしも行ってくるって言おうとしてた』
「そっか
よし、行くぞ」
『う、うん』

**************

「おめでとうございます
2ヵ月です」
『本当に‍?ですか‍?』
「はい!」
『ありがとうございました』
「どうだった‍?」
『2ヶ月だって』
「まじ・・・で‍?」
『うん
ごめんね』
「は‍?
なんであやまんの‍?」
『だって迷惑かと思って』
「ないない
むしろめっちゃ嬉しい」
『ほん・・・とに‍?』
「おう」
『迷惑じゃない‍?』
「当たり前だろ
おいで」
ぎゅっ
『玲音』
「光翔さんに言いに行こ‍?」
『うん』