「おめぇら!行くぞ!」
"おぉーーー!!!!"
ブォーン ボォン

__________

雌滝組

"おいくそガキ共!
わしらの領地に入ってくるとはいい度胸じゃねーか!
お前ら糞ガキはなぁ!
ふんぞり返ってるのがお似合いなんだよ!!!"
「うるせぇぞハゲ頭!」
「闇を支配する帝王はおめぇらなんかに負けねぇ!
掛かれ!」
"うぉぉぉぉぉォォォォ!!!!"
バキッ
グシャッ
ドコッ
「糞ガキども!」
"若!
若はここに出ても雑魚しかいないので中で待っていてください!"
「冷奈!俺の冷奈はどこだ!」
「俺の冷奈だぁ‍?
っざけんな!
冷奈はおまえn『ここだよ』」
"冷奈さん!"
『下っ端君達退いてくれる‍?』
"はい!"
『ありがとう』
「冷奈!」
『玲音、これを聞いて軽蔑したりしてもいいから取り敢えず聞いてて』
「‍は‍?」
『星蓮隊』
「副隊長、蔵端 裕飛」
「幹部、蒼舞 准」
「幹部、飯田 緋七」
『星蓮隊隊長
瑞樹 冷奈
今日はここを』
『「「「噛み殺しに来ました」」」』
キキィー
「姫、久しぶり」
『うん、久しぶり
でも・・・姫はやめてほしいかな』
「親父!!」
「おぉ、玲音
しっかり総長やってっか?」
「やってるけど、なんで冷奈と知り合いなんだよ!
ってか俺援軍頼んだ覚えは!」
「この遠慮ぶかーーいお姫様からの頼み事だよ」
「昂輝」
「とぉさん‍?」
「なんで俺の親父まで!!」
「鈴太今日は宜しくな」
「冷奈!」
『光翔、朔叶来てくれてありがとう』
「俺も居るぜ!」
『雫月!忙しい時にごめんね』
「ぜーんぜんっ!
姫のためなら当たり前ぇよ!」
「冷奈これって・・・」
『あたしは闇の世界を統一する・・・


鬼姫(きき)だよ 』
「まさか!」
『初代帝王の光翔達は幹部
それで、玲音達のお父さん達は「「守り神」」』
「玲音」
「鬼姫だったとは・・・」
『どうする‍?詩羽組と雌滝組の皆さん
このまま、あたし達と戦って命諸々捨てるか、降参して組を解体するか
二つに一つだから』
「俺の冷奈、どうしてそんなになってしまったんだ!
せっかく君を縛り付けていたものを殺してあげたのに!」
『それ・・・誰のこと言ってんの‍?』
「冷奈の親さ!
冷奈は親に縛られて苦しんでいたんだろ!
だから、冷奈を自由にしてやったんだ!」
『自由にしてやった?
ふざけんなよ
裕飛』
「おう
それじゃっ
歯ぁ食いしばっとけ
アホども」
バキッ
ドコッ
ダンッ
「冷奈!冷奈はどこだ!」
「もー、行ったよ」
「お前ッ」
「やっほー
久しぶりだね、総長さん
改めて、蒼舞 准
姫はかなり前に中に入ったよ」
「なんで!」
「姫は君達に嫌われるつもりでここに居るからね
さっさと片付けて話に行かないと帰っちゃうかもね」
「クソがっ!」
〜玲音side〜
「クソって誰に対して‍?
姫に対してだったら2度と会わせないよ」
『自分に対してだよ!
俺の事信用させるって思ってたのにこれじゃぁ意味がねぇ!
だいたいお前なんなんだよ
組のヤツ相手に何でそんなに平然と話していられる!』
「僕‍?
だって本気出してないもん」
『はぁ‍?』
「だって僕本気じゃなくても"ドカッ"1発で終わっちゃうんだもん
だから楽しめるように3発でやってるんだ」
『楽しめるようにって』
「もうそろそろ姫は終わった頃かな」
『これだけの時間で!?』
「姫のこと舐めないでね
姫は殺気だけで人を殺しかけたことがあるから」
『殺気だけでなんて・・・まじかよ』
「さて、そろそろお遊びも終了
姫のところに早く帰らなくっちゃ」
すげぇ殺気
どれだけ出せんだよ
だいたい殺気のコントロールなんてなかなか出来ねぇのに・・・
バキッ
ドカッ
「はぁー、終わったー」
『これって本気‍?』
「まさか〜
半分ぐらいかな〜」
こいつらどんだけつえーんだよ
「でも姫はこれぐらい10%も出さないと思うよ
僕の半分は姫には雑魚なんだよね〜」
『俺行きます
冷奈がどこに行ったか分かりませんか?』
「じゃー付いておいで」
『分かりました』

〜玲音sideend〜
『はぁー疲れた
眠たーい』
さて、帰ろうかな
ヴォンヴォン
『何、こんな時間から』
「姫〜!」
『准
どうしたの‍?』
「姫にお客さん!」
『誰‍?』
「お〜い!」
『まさかっ!』
「あっ姫!」
『お願いだから来ないで!』
「冷奈!!!」
「総長さん急いで!
姫多分車!」
「クソッ
待て、冷奈!!」
ガシッ
ぎゅっ
『いやッ!離して!』
「離さない」
『お願いだから離して・・・』
「なんで逃げた
俺さ結構体で示してるつもりなんだけど」
『逃げたことは謝る
でも、あたしはもう戻る気ない』
コツン
『痛っ』
「アホか
顔に書いてあんぞ
皆んなのとこに戻りたいって」
『違っ』
「嘘つけ
こっち向け」
『やだ』
「はぁー」
クルッ
チュッ
『ちょっ、玲音』
「何‍?
やめないよ」
『なんでツんん』
「やっぱりやめる
家に着くまでにどんなことして欲しいか考えとけ」
「おーい、そーちょーさーん
仲がいいのはいいけど僕のこと忘れてない‍?」
「すまん、准サンキューな」
「いいけどさっ!
姫、僕達の隊長なんだからもっと僕達のこと構ってね! んじゃ、バイバイ!」
『ねぇ、あたし鬼姫だけど良いの‍?』
「あぁ」
『でも本当の意味知ってる‍?』
「本当の意味‍?
鬼のように強く美しいからじゃねぇの?」
『本当の意味
鬼よりも強く鬼の血を引く姫
そして、3分で500人以上を血まみれにしたから』
「500人以上の・・・それって9年前のことか
小学校3年か・・・ってはぁ‍?」
『あたしが帝王で華と呼ばれたのは8年前
鬼姫って言われたのは9年前、それこそ小学生は繁華街に居るとバカにされる
んで、バカにしたやつフルボッコにしたら逆上し仲間が集まってきていつの間にか繁華街中のヤツらが集まってきて気づいたら500人以上やってた』
「そうか・・・」
『引いたでしょ‍?』
「引かねぇよ」