ソイツ・・・この部屋の近くに気配はあるけどっていうかあたしの真後ろあたりに気配があるのは気の所為だよね・・・
「おい」
声が聞こえたんだけど
「おい、冷奈」
えっ、誰も居ないはずなのに名前呼ばれたんだけど
「おい、冷奈
こっち向けよ」
クルッ
『どぉーもー』
サササササササササァ
「逃げんな!」
ギュッ
『れっ、お』
「やっと会えた」
『玲音、なんで‍?
あたし以外の人を選ばなかったの‍?』
「選べっかよ!
俺はお前以外の女なんて興味ねぇんだよ!」
『でもあたしじゃ玲音の重荷になるだけだよ
そんな奴を隣に置いたって意味無いんじゃない‍?』
「意味が無い‍?
ふざけんな」
バチン
『痛い、デコピンしないでよ』
コツン
『玲音、顔近い///』
「良いだろ‍?
何‍?キスでもして欲しいの‍?」クスッ
チュッ
『ちょっ、れ、、お』
「うん、期待どうりの反応
もう少しだけ」
チュッ

ペロッ
『ひゃっ、んッ』
し、しししし舌が
『はぁ、ハァハァハァ んッ』
ヤバい 体から力がぬっける
ガクンッ
「っぶね
大丈夫か‍?」
『うっ、うん』
「立てるか?」
『うん
ごめん、たとうと思ったけど腰抜けたみたい』
「よっ」
ボスンッ
「取り敢えず座っとけ
光翔さん呼んでくっから」
『ありがとう』
「なぁ」
『ん‍?』
「俺達のとこに戻ってこい」
『うん
でも、用事が終わったらね』
「用事って‍?」
『雌滝組に目をつけられたから、明後日奴らを潰す』
「俺も行く」
『えっ‍?』
「だから、俺も行くんだって」
『何をオッシャッテイラレルノデショウカ‍?』
「俺達帝王もその交戦に参加する」
『ちょっと待って
本当に‍?』
「本当」
『分かった
って言ってもあたしと奴らが入れば20分で終わるんだけどねw』
「取り敢えず、光翔さん呼んでくるな」
『うん、待ってるね』
「おう」
バタン
帝王の事は巻き込みたくなかったけど結局こーなるんだ
雌滝組・・・
埽澤 渋無(Zyuuna Harasawa)を頭とした総勢3500人
帝王が1660人だから・・・うん、勝てる
ガチャ
「冷奈ー!!」
『光翔うるさい』
「プフッ」
「笑うなコノヤロー!!」
「冷奈」
『ん‍?』
「光翔さんには言ったから、明後日宜しくな」
『うん』
「冷奈」
『ん‍?』
チュッ
「またな」
「あっ、おい玲音待て!俺の冷奈に!おい!」
うん、ダメだ
このまま、玲音に溺れてしまいそう
それより・・・なんか・・・ねむ…た……い
夢をみた
ちっちゃい頃の夢
「冷奈、パパのお友達のこだよ
今日は一緒に遊ぶから仲良くしような!」
『うん!』
「僕○○ってゆうんだ!
冷奈ちゃん仲良くしてね!」
『うん!』
その子の名前が思い出せない
名前のところだけザーって音がする
なんで‍ー「冷奈おはよ!」
『ん‍?・・・わぁっ』
「びっくりした‍?
えッへへ、冷奈寝顔可愛いからお布団の中に入ったんだ!」
『そうなんだ
ねぇ起きていいかな?
ってか起きたい』
「えー、僕冷奈と一緒に寝たいー」
『後でね』
「うん!」
ガチャ
「おーおきたか!
よく眠れたか?」
『うん
ねぇ光翔』
「なんだ‍?」
『玲音のお父さんって誰‍?』
「玲音の父さんは伝説と言われてる闇の支配者、


神の祠の3代目 総長だ」
『神の祠‍?』
「あぁ」
『じゃぁパパは‍?』
「淶翔さんは初代総長」
『ねぇ、もしかしたら、あたし玲音にちっちゃい頃会ったことある‍?』
「1回だけあるよ
ただいま、冷奈」
ギュッ
『朔叶おかえり!』
「朔叶、明後日帝王も参加することになった」
「分かった」
~翌日~
コンコンコン
「冷奈」
『・・・・・』
「冷奈入るよ」
ガチャ
『すー すー すー』
「寝てる・・・」
チュッ
「冷奈、やっぱり俺は冷奈の事好きになっちまう」
チュッ
『んっ、朔叶‍?』
「おはよ」
『うん、おはよう』
「具合どう‍?」
『大丈夫だよ
今起きるね』
「横になっててよ」
『えっ‍?』
ドサッ
チュッ
『ちょっ、さく、、っと
アッ……』
「玲音になんか渡したくない」
『朔叶、ごめん
あたし玲音が好き
玲音しか見えないの
だから』
「黙って」
チュッ
「……っ、、、ごめん
今日、帝王のとこ行くから準備しといて」
『分かった』
ドヨーン
いっ居心地が悪い
よりによって光翔が急用なんて・・・
「冷奈」
『なっ、何‍?』
「アハハ、そうだよね
さっきはごめん
玲音が好きなのも玲音しか見えてないのも知ってる
だから、ちゃんと俺の事振って」
『朔叶・・・
ごめん、朔叶とは付き合えない
でも、朔叶はあたしの大切な"仲間だよ"』
「ふッ、やっぱり冷奈にはかなわないな
着いたよ」
『ありがとう』
ガチャッ
"冷奈さん!!"
『皆、久しぶりだね』