そもそも殺すも何も私は、まだ
何もやっていないし……。

課長……変なの? 

「生田。お前……女性が異性の家に泊まるって
どういうことなのか分かっているのか?
そもそもお前は、警戒心ってものがないのか……って
だから、そこで寝るな!?」

課長があまりにもブツブツとうるさいから
また眠くなってきた。

まぁ、いいや。
コタツの中で寝ちゃおうかなぁ……。

モモも気持ち良さそうに寝ているし。

「もういいから。寝るならコタツではなくて
ベッドで寝ろ。ほら、起きろ。生田」

課長が渋々泊まるのを承諾してくれた。

無理やり起こされてベッドに行かされる。

こっちは、眠いんだよ。

早く眠りたいと思いながら
ベッドの上にダイブする。

布団の上は、ふわふわして
気持ちがいい……。

「ほら、ちゃんと布団に入れ。
風邪引くぞ!!」

そう言いながら無理やり布団の中に
押し込まれた。

「課長……」

「うん?何だ……」

「トイレに行きたい……」

飲む過ぎたせいかトイレが近くなっていた。

それにお風呂と歯磨きもしなくちゃあ……。