「何で知ってるんだって顔してんな」



私の事を見て悪戯っぽく笑う。



「あんな制服着てウロついてたら見ないわけねぇだろ。」


ってことは、こいつも昨日あの場にいたってこと...?



「誤解すんじゃねぇぞ。
俺はあんなだっせーホテルなんか利用しねぇよ。」



「じゃ、じゃあどうして...」



「それは...
お前が昨日あそこに彼氏でもない奴と居た理由を話すのなら、教えてやってもいいけどな。」



完全に彼に包囲された気分だ...。

わたしは行き場を無くして、その場で項垂れてしまった。