朝、昨日早く寝た為早く目が覚めた。


昨日勉強もしてなかったし、少し早めに家を出てまた図書室で勉強するか。


寝癖がついた頭を掻きながら重い身体を起こした。


リビングに行くと母が朝食と私の弁当を拵えていた。


その姿は少し眠そうだ。
きっと遅くに帰ってきてから寝てないのだろう。


「おはよう。」


「...」



母からの呼び掛けも、いつから応えていないのだろう。

困ったような哀しいような、複雑な表情を浮かべながらも食卓についた私の隣に弁当を置いた。


朝はいつもこんな感じ。

黙々と出された朝ご飯を食べると、
支度をして家を出た。


...いつまで私はこんな意地張った子供でいるんだろうな。


自分の頭の悪さに少し腹が立った。