車の進む方向はホテル街に向かう。



「りいちゃんどっかいいホテル知ってるー?」



私は周りの煌びやかなホテルのネオンを眺めながらぼんやり考えた。



ふと目に入ったピンクの可愛らしい建物。

今日はここでいいか。



「ここにしよう。」


「ん、りょーかい。」


車はそのメルヘンな建物に吸い込まれていった。



部屋に入るとやっぱり外観同様メルヘンチックで。


俺こんな甘々なホテル初めてだわ。

何で若干苦笑いされた。



別にそーゆー趣味じゃないけど。

正直場所なんてどこでもいいし。


まああとは成り行きで、彼に腕を引かれベッドにダイブした。