私、御前 志帆は地味な高校2年生。


2年になって特進クラスへと進級し、
更にハイレベルな勉強を毎日こなしている。


部活とか、委員会とかそう言った類の青春とは
真反対の、真面目ちゃん。


メガネかけて、低めの二つ結びで化粧っ気もない。

スカートもきちっと元の長さで穿いている。

1年の時は、余りにも堅苦しい私を見て周りからも敬遠されがちだった。


ただそんな私にも1人だけ親友がいる。


「おっはよー、志帆。」


彼女は多田 結菜。

多分私の本当の性格も全て知っているのは
彼女くらいだと思う。