校門をくぐるとクラス分けの紙が貼り出されている掲示板の近くに人だかりが出来ていた。
私ももちろんのことそこに進んでいく。
なんだかゆっくり歩きたい気分でもったいぶってゆっくり歩く。
心臓が、少しだけドクドクといつもより早く脈打っている。
私は歩きながら違和感に気づいた。
人だかりがいつまでたっても散らない。
そしてなにより、異常なほどの煩さ。
その原因は、多くの人が文句を言いながら怒っているからだってことに掲示板がギリギリ見える位置に来てやっとわかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…