1人で葛藤していたら、ちょうど3時限目を終えて階段から降りてきた内田慎也と会った。


「おっ、!俺の彼女ちゃん♪わざわざ会いに来てくれたの?嬉しいなぁ」
「ち、違います!た、たまたまで。」
「だってここ。2年生フロアだよ?会いに来てくれたんだよね?」


凛とした瞳に見つめられると反論すら許されない。

「き、昨日の話をしに来たんです……」

「あぁ!あのキスね。いやぁ、可愛かったなぁ……」

「……っっ!!そういうことじゃなくて、遊びならやめてください!そういうの嫌なんで!」