「んっ!?んん……。んっ……!!」
私の無駄な足掻きもこの人には通用しなかった。
舌を入れられ、色んな香水のにおいが鼻につく。
みんなが見ている。私を。私たちを。
恥ずかしさで顔が真っ赤になりながら、
私は立っていられなくなり、膝がガクガクと崩れ落ちた。
銀色の糸を紡いで私の顎へと流れ落ちる。
すると、内田慎也は満足そうに
「うんっ!やっぱお前うまいわ!おい、お前ら。この子俺のもんだから。手出したらどうなるかわかってるよね?」
そう言い残し、教室を去っていった。
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