また、地上60階は構成員達の住居、地下80階には裏切り者や反逆者などを入れておく牢獄、必要な施設や設備が完備されている。
地下80階~地下60階までは牢獄が占めており、ある程度の地位のある者しか立ち入ることができない。
牢獄には一人の独房一人の囚人に対し、二人の看守と呼ばれる者達が常に見張っている。
地下59階~地下30階までは身寄りのない子供や戸籍(国籍)の判明しない子、孤児などを拾ってきては組織の狗にするために教育係と呼ばれる者達によって訓練される通称“檻”と言われる施設がある。
通常5歳~6歳までの子供を連れてきて12歳までいなければならないのが原則だが、フリークスの5人は下克上を果たしたため、9歳で檻を卒業した。
このように檻から脱出するためには当時のトップを殺害して下克上を果たすか、そのまま12歳まで訓練を積むかしか方法がないのである。
“檻”では卒業を控えた12歳の冬に卒業旅行と称して地獄のキャンプが計画されている。
そこでは真冬なのに氷水で滝行(ときどき氷も降ってくる)、森林焼き討ちによる火炙り(死亡者多数)などの血の滲むような拷問の数々が待っている。
その上で自らの実力を示すことができたら無事卒業となる。
卒業した後、ポーンかピエロに配属されるのが普通だが、極稀に本人の希望を尊重する場合もある。
その年の卒業生の内で一番成績が良かった者にしか与えられない権利だが、それさえも上層部の気紛れで左右する。
大抵の場合、認められないのがほとんどだが。
地下29階から地下20階までは研究所という施設があり、そこではクローン研究、人体実験などが行われている。
地下19階~地下10階までは最新の医療設備が整っており、負傷した構成員の治療や死亡した人体の解剖などに適した最新鋭の医療機器が充実している。
地下9階~地下1階までは訓練に必要な訓練場、特訓場、闘技場、稽古場、ジムなどが設置されている。
そこには射撃場やシミュレーション室などもあり、暗殺の技術を磨くことができる。
地上1階はエントランスであり、受付嬢よろしく地獄の案内板が常に待機している。
地上2階~地上20階まで末端層の住居、地上21階~地上40階までは中間層の住居、地上41階~地上59階までは上層部の住居、そして最上階の地上60階はフリークス達の住居である。
更に屋上にはヘリポートが完備されている。