あれから直也とは3ヶ月に一度くらい食事に行っている。


その度に唇を重ね、体を重ねている。


直也は何故、自分と体を重ねるのだろうか。


直也の気持ちが読めない。直也の気持ちが知りたい。

たまには自分から誘ってみようか。きっと会ってくれるだろう。



“今週の土曜日、空いてる?遊ぼうよ。”



直也を誘う事に緊張はなかったが、ユカコから誘う事は初めてだった。


直也から返信がきたのは次の日だった。



“今週の土曜はまだ分かんねぇや。分かり次第連絡する。”


ユカコはきっと会ってくれるはずだと思っていただけに少し落ち込んだ。



でも、きっと直也は会ってくれる。何の根拠もない自信がユカコを元気づけた。