「あ、愛ちゃん!!」

私が歩いてきたのを見つけた途端、

高木の顔はパーっと明るくなる。

そんな些細なことでさえドキッとさせるから

高木はずるい。


「お、お待たせ。
ここじゃ話しにくいから、空き教室でも行かない?」

「分かった!」


空き教室の中に入ると、少しほこりっぽい匂いがした。

ドキドキ…。

これから…私は、告白するんだ…